適度な運動で降圧を

自分で血圧を測定する女性

血圧が気になると言う方は、生活習慣を見直すことでそれを改善できることもあります。
食事においては塩分摂取量を控える、また野菜や果物も摂取するよう配慮し、肥満にならないようカロリーにも注意することが求められます。
そしてそれ以外としては、運動習慣も挙げられます。
実際、高血圧治療においても、心臓疾患を持っていない人、またはそのリスクがない人に対しては、1日30分以上の運動を継続して行うことが求められます。
この場合の運動とは有酸素運動であり、運動強度としては中度以上のものが求められます。
種類としては、ウォーキングや軽いジョギング、水中運動などがおすすめです。
そして中度以上ですから、心拍数が1分あたり100~120になるように行うのが良いと言うわけです。
実際に心拍数を計ってみるとわかりやすいです。
もう少しわかりやすい言い方をすると、それを行いながら隣の人とお喋りをするのが少し難しい程度と表現されることもあります。
そして1日30分以上と言う条件に関しては、1回あたりの時間が10分以上であれば、それを合計して30分以上になればそれで良いとされています。
何故、適度な運動が降圧に関して効果を見せるのかと言うと、ひとつは運動によって血管の柔軟性が保たれるためです。
血管に柔軟性があればその中を流れる血流が増加しても、その圧力を逃しやすいため降圧が期待できると言うわけです。
また血流が促進されるために、血流による圧力が発生しにくくなると言うのも理由のひとつです。
最近の研究では、1日30分程度の有酸素運動を、毎日ではなく週に2回程度行うだけでも、十分に降圧効果が出ることが明らかになっています。
運動習慣が全くない人、あるいは肥満気味の人は、いきなりこうした運動を行うのは難しいかもしれません。
その場合は、まずはこまめに体を動かす習慣を持つようにする、またかかりつけ医に相談すると良いです。

関連記事
手足のしびれ等を伴う高血圧対策の降圧薬はぬるま湯で 2019年08月10日

中高年と呼ばれる年齢になると血圧の状態が気になってくる方も多いのではないでしょうか。今は血圧計なども手ごろな値段で購入できるので自分で血圧を測っている方も多いと思います。高血圧とは、動脈に普通ではない強さの圧力がかかる状態になっている事を指すのですが、この血圧というのは安定しないため、一度図った血圧...

首のコリの原因高血圧に降圧剤が効く減塩料理のすすめ 2019年07月22日

現代人はデスクワークや中腰で作業を行うなど、同じ姿勢で長時間過ごすことが多くなっています。それに伴って肩こりや腰痛を引き起こすことになりますが、首の後ろのコリを訴える人も世の中にはたくさんいます。首の後ろのコリは、肩こりと繋がっていることがほとんどですが、場合によっては病気が原因でコリの症状があらわ...

甲状腺の病気と降圧剤の制限 2019年06月27日

甲状腺は喉の部分にある内分泌器官で、全身の新陳代謝に影響を与える甲状腺ホルモンを分泌します。甲状腺の機能が異常に高まった状態がバセドウ病であり、動悸・頻脈・多汗・イライラなどの症状が出ます。逆に機能が異常に低下すると、寒気・倦怠感・無気力・便秘などの症状が現れます。これを甲状腺機能低下症と呼んでいま...

目標値を設定し効率よく降圧する 2019年06月07日

血圧は年齢を重ねるごとに上りやすくなります。血圧計で毎日1日2回チェックしましょう。血圧の目安として上が140以下、下が90以下を目標にしましょう。日や季節によって変動もありますので、基準値に対して不安定であったりした場合には、医療機関で診てもらいましょう。必要であれば降圧剤(血圧を下げる薬)が処方...