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ミカルディスは高血圧の症状により有効率が変わる

ミカルディスは高血圧の治療に使われる薬です。
この薬は血管を広げて血圧を下げる効果があり、重症の患者さんや心臓病・腎臓病などにかかっている人でも使用できることが特徴となっています。
ミカルディスは体内でアンジオテンシンIIという物質の働きを抑える作用を持っています。
アンジオテンシンIIというのは、副腎皮質に働きかけてアルドステロンというホルモンを分泌させ、血液の量を増加させることで血圧の上昇をもたらします。
ミカルディスはこのアンジオテンシンIIの働きを阻害するため、血圧の上昇を抑えることになります。
ミカルディスの特徴として、血圧を下げる働きは中程度ですが、心臓や腎臓の働きが弱っている人や糖尿病などの合併症にかかっている人でも使えるという点が挙げられます。
国内で二重盲検法を用いた臨床試験を行った結果でも、重症の患者さんを含む多くの人で血圧を下げる効果があることが確かめられています。
449人中419人が判定可能となった臨床試験では、次のような結果が出ています。
まず、判定不能となった人を含んだ場合の結果です。
軽症・中等症本態性高血圧症にかかっている人の有効率は76.8%。
重症高血圧症にかかっている人の有効率は79.3%。
腎障害を伴う高血圧症にかかっている人の有効率は65.0%となっています。
判定不能の人を除いた場合では、さらに多くの人で高血圧の症状が改善される結果となっています。
軽症・中等症本態性高血圧症にかかっている人の有効率は82.1%。
重症高血圧症にかかっている人の有効率は85.2%。
腎障害を伴う高血圧症にかかっている人の有効率は65.0%です。
ミカルディスは血液内での半減期が20時間と長く、1日1回の投与で十分な効果が得られることが特徴です。
とくに血圧の上がりやすい早朝や夜間などの時間帯を通して持続的な効果が現れるため、重症の患者さんや一日を通して血圧のコントロールをしたいと考えている場合に適しているでしょう
ミカルディスの働きはただ血圧の上昇を防ぐことだけではありません。
そのほかにも、臓器保護作用や血糖値改善など様々な効果があることが分かっています。
臓器保護作用についてですが、これにもアンジオテンシンIIという物質が関係しています。
アンジオテンシンIIは、心臓の筋肉のなかにある細胞を肥大化させて血管壁を厚くし、腎臓の機能に障害をもたらすということが知られています。
ミカルディスはこれを阻害するため、心臓や腎臓の血管を守って、内臓の組織を保護するという働きを示します。
また、臓器が損傷を受ける場合には、肥満細胞のなかに含まれるキマーゼという物質が関係していることもあります。
ミカルディスはこのキマーゼの働きを抑えるという効果も持っています。
動物モデルを使った実験では、ミカルディスを投与したマウスにおいて、血管壁の肥厚を防ぎ、腎臓の保護作用を示すという結果が出ています。
ミカルディスはアンジオテンシンIIやキマーゼの働きを抑えることによって動脈硬化を防ぎ、心臓や腎臓などの組織を保護するのです。
また、糖尿病の症状を改善するという効果についても報告されています。
ミカルディスは、インスリンの感受性を高めて糖分を筋肉などの組織に取り込むアディポネクチンという物質を増加させることが分かっています。
この結果、血液中の血糖の量が減って血糖値改善につながることになります。
降圧剤のなかでも血糖値を下げる働きがある薬は複数報告されていますが、ミカルディスはそのなかでもとくに血糖値抑制の効果が高い薬となっています。
ミカルディスは腎臓への負担が少ないことも特徴の一つです。
ミカルディスが代謝される場合には、胆汁を通してほぼすべてが糞中に排出されることになります。
そのため、尿中を通して体外に排出されるということがなく、腎機能を悪化させることなく使用することができます。

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ミカルディス

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